カネゼンでは静岡県の焼津と鹿児島県の枕崎を2拠点に、4つの工場があります。かつお節を扱う焼津の団地工場と枕崎工場、削り節の焼津工場、惣菜関連の第二工場です。この他に、4,000トン規模の保冷庫を擁する巴水産が関連会社としてあり、それぞれをネットワークして、効率よく流通を機能させています。
各工場はグループウェアを使い、コンピュータ同士をLANで結んでおり、どこででも在庫、受注の状態を確認することが可能です。集中管理体制をとり、業務を各工場で分散して行い、ムダとミスのないネットワークシステムを築いています。焼津の団地工場と枕崎工場で生産されたかつお節は、他メーカーの削り節工場への納入、そして当社の焼津工場、第二工場へと移動。加工の現場に流れるタイミングは、確実で堅実です。情報を利用した滞りのないスムーズな製品流通を実現することで、大量供給の信頼性を高めています。情報技術の導入は1992年より行っており、スピード感のある経営スタイルを早期から取り入れてきました。
今では、グループウェア、LAN、インターネットを積極的に活用して、時代の流れを掴んでいます。事務員全員にメールアドレスを与え、トップダウン、ボトムアップの双方向性を実現し、意見・情報をリアルタイムで交換。各種連絡、稟議、提案、決済のスピードアップにつなげ、ビジネスチャンスを逃しません。
物流に関しては、製品、資材の保管はアウトソーシングとして営業倉庫に一括して委託しています。これもムダな動きを除くための効率化の一つです。
4つの工場、関連会社、委託倉庫、それぞれをバランスよくネットワークすることで、現在の、そして、これからのビジネスに対応させるのがカネゼンの手法。さらに進化したカタチでのネットワークも視野に入れ、次の展開へステップを刻みます。